「サンデーショック」で競争率に異変
2月1日から東京と神奈川で、中学受験が一斉解禁となる。しかし、2月1日が日曜日にあたるということが受験生の親子にとって大変な問題となっており、「サンデーショック」と呼ばれている。
2月1日から始まる中学入試。しかし、2009年の中学入試には、数年に一度のある異変が起きている。
栄光ゼミナール南砂校の窪川敏治室長は「『サンデーショック』といわれるように、今、日曜日の学校が、月曜日の試験に変えて…」と話した。
栄光ゼミナール南砂校の窪川敏治室長は「『サンデーショック』といわれるように、今、日曜日の学校が、月曜日の試験に変えて…」と話した。
難関校の多くが試験日を設ける2月1日が2009年は日曜日にあたるため、キリスト教プロテスタント系の中学校が、礼拝のある1日を避け、試験日を2日にずらす「サンデーショック」といわれる年。
窪川室長は「女子御三家、『桜蔭』と『女子学院』と『雙葉』ですね。通常2月1日に受験していたんですけれど、女子学院が2月2日にずれています。それによって、御三家を2日連続で受けることができる」と話した。
窪川室長は「女子御三家、『桜蔭』と『女子学院』と『雙葉』ですね。通常2月1日に受験していたんですけれど、女子学院が2月2日にずれています。それによって、御三家を2日連続で受けることができる」と話した。
実際、女子御三家の出願数を比較すると、桜蔭は2008年の561人から、2009人は797人、雙葉が456人から616人、女子学院は807人から1,234人と4割~5割も増加している。
御三家を受ける受験生の母親は「受験者数が増えることを聞いて、ライバルが増えるんじゃないかなと思い、少し心配にはなりました。チャレンジ校として受けたくて受ける子にとっては、(ライバルの子には)あっちもこっちも受けないでほしいなというのは本音です…」と、競争率が上がることへの不安について話した。
学業の神さまで有名な湯島天神では、雨にもかかわらず、合格祈願なのか絶え間なく参拝客が訪れていた。
そして、合格祈願の絵馬の中にも、普段は併願できない雙葉と女子学院の両方の合格を祈願する絵馬もかけられるなど、「サンデーショック」の影響が見られた。
中学受験をする児童は「2日目からキリスト教の学校をみんな受けるので、偏差値とかが変わるので、そういうところで、ちょっと影響します」と話した。
(2009年1月30日 FNN)