2012/08

東尾理子さん「笑顔広がれば世界が平和に」

ワールド・ビジョン・ジャパン “命の木プロジェクト”

795d2d1f.jpg

 特定非営利活動法人「ワールド・ビジョン・ジャパン」(WVJ、片山信彦事務局長)は8月27日から9月2日にかけて、東京・六本木ヒルズで夏休み中の子ども向けイベント「みんなで『命の木』を作ろう!」を開催した。世界で年間760万人の子どもたちが、栄養不良や治療可能な病気によって5歳未満で亡くなっている現状を改善するため、6月から継続している「命の木プロジェクト」の一環で、子どもたちが世界に目を向けるきっかけを提供するもの。

 このプロジェクトは、全国から募集した「子どもたちの命を救いたい」という気持ちを表す絵・言葉・写真で「命の木」を作り、10月に東京で開催される国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会で、日本政府と世界のリーダーに提出するという取り組み。

 28日には、2009年からチャイルド・スポンサーとしてベトナムの子どもを支援してきたプロゴルファーの東尾理子さんがゲスト出演。参加した約20人の子どもたちに向けて紙芝居を読み聞かせながら、世界の子どもたちが直面する現実について解説した。その後、「世界の子どもたちが、まず5歳まで生きられるように」との気持ちをこめて、会場内の「命の木」に貼る葉っぱを子どもたちと創作。

 最後に、「みんなにとっては当たり前かもしれないけど、世界中にはご飯も食べられない子どもたちがたくさんいるって勉強したよね。だから、好き嫌いをせず、いっぱい食べて元気になりましょう」と呼びかけた。

 自身は妊娠8ヵ月。取材陣を前に「今から生まれてくる子や世界中の子どもが、体も心も元気に育ってほしい」と述べ、葉っぱに「スマイル&ピース」と書いた理由について、「どんなに辛い時でも笑うことで自分も周りも元気になれる。笑顔も1人から2人に伝わっていくと思うので、それが広がれば世界が平和になれるのではないかと思う」と答えた。

 WVJは、国連経済社会理事に公認・登録されたキリスト教精神基づく国際NGO「ワールド・ビジョン」を構成している日本の民間援助団体。同プロジェクトでは、8月末の時点で当初目標としていた3万件のアクションをクリアしたが、引き続き9月20日まで、絵・言葉・写真を募集している。問合せはWVJ(��03・5334・5350)まで。

(2012年9月8日 キリスト新聞)


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

「癒しの技」としての方向探る

キリスト教性教育研究会 医師、教師の立場から発題

53614a2f.jpg

 キリスト教性教育研究会(会長・富永國比古=ロマリンダクリニック院長)が主催する第5回公開研究大会が8月16日、国際基督教大学(東京都三鷹市)で行われた。遠藤徹氏(元聖心女子大学教授)が「『尊び』の愛としての『アガペー』」と題して基調講演をしたほか、田頭真一(オリブ山病院法人事業統括本部長)、水口洋(玉川聖学院中等部高等部部長)、芦田加奈(啓明学園中学校高等学校教諭)の各氏が、総テーマ「癒しの技としての性教育」に基づいて、医師、教師の立場から発題した。

 田頭氏が勤務するオリブ山病院は、キリスト教精神に基づき、「病める者の肉体的、精神的、社会的、霊的な癒しを含む全人医療」を実践している。「全人医療における性的癒しの問題」と題して発言した同氏は、聖書的世界観の確立とスピリチュアルケアの必要性を説き、精神疾患と性的問題との関わり、医療者としての課題について、具体的な症例を交えながら言及した。

 「キャリア教育としての性教育――私自身を大切にすること」と題して発言した水口氏は、「総合科・人間学」の授業を通して性教育に携わってきた。現代の中高生が抱える大きな問題として、「自尊感情の低さ」「コミュニケーション能力の低下」を挙げ、過度な競争主義にさらされる中で、「間違いや失敗をしてはいけないという強迫観念から解放させることが、キリスト教学校の役割」と述べ、挫折や行き詰まりを繰り返しながら「自分を愛するように人を愛する」ことを学ぶ必要があると訴えた。

 同じく女子校で教壇に立つ芦田氏は、司会を務めた町田健一氏(国際基督教大学)のゼミで性教育をテーマに論文を書いたという卒業生。「『癒し』と『幸福の実現』に繋がる性教育」と題し、自身がアメリカのチャータースクールで受けた性教育の授業や、友人から過去の「性的トラウマ」について打ち明けられた体験などを交えながら、執筆した卒業論文の概要を紹介した。同氏は、性を「個人的」「社会的」「生命倫理的」「性道徳的」「霊的」という五つの領域から考察し、性教育においてはその「全体性」を正しく捉えさせることが重要と指摘。まだ教師としての実践はできていないが、「生徒のために祈り続けたい」と締めくくった。

 後半のパネルディスカッションでは、発題した3氏へ会場からさまざまな質問が寄せられ、「男子校ではどう教えればいいか」など、教育現場からの悩みも聞かれた。

 この公開研究会は、牧師やキリスト教学校の教員、研究者、医師らが参加して毎年夏に行われている。

(2012年9月8日 キリスト新聞)


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

2012年08月30日のつぶやき

  • RT @KinpachiTGIF: 9/29 の #いのフェス に参戦します! いのフェスについては http://t.co/AqAhLauY を御覧ください。キンパチは小祈祷会を行うブースを出す予定です。当日直接の参加も、祈祷課題の提供もお待ちしております! Posted at 07:34 PM
  • 【いのり☆フェスティバル2012】前夜祭第2弾!「カミとホトケと、時々、オタク」のゲスト、関口康牧師が「ニコ生神学部」に出演されました! #いのフェス http://t.co/UrcfNhf6 Posted at 06:53 PM
  • 「カトリック生活」(ドン・ボスコ社)1000号記念感謝ミサが9/8(土)14:30~、岡田武夫大司教の司式で行われます。場所はカトリック碑文谷教会(東京都目黒区碑文谷1‐26‐24)聖堂。ミサ後、隣接の目黒サレジオ幼稚園講堂で16:10~18:00、祝賀会が行われます。 Posted at 04:32 PM
  • 【いのり☆フェスティバル2012】同じくキリスト教会葬儀研究所(CCFI)のメンバーである有限会社ディーズさんのブログより。お世話になっておりますm(_ _)m → http://t.co/921Mmgim #いのフェス Posted at 01:41 PM
  • 【いのり☆フェスティバル2012】当日まで1カ月を切りました!いよいよです。出展されるキリスト教会葬儀研究所(CCFI)さんにブログでご紹介いただきました。 #いのフェス いのフェスまで1か月 - Yahoo!ブログ http://t.co/WXqgdzq1 Posted at 01:35 PM
  • 「人間・失格」リアルタイムで観てたから超行きたい!RT @yuukikuroda23 黒田勇樹の全日本居酒屋計画「黒田運送(カフェ)」ゲストは人間・失格以来18年ぶりの再会、小橋賢児君!開店19時ゲスト登場は21時! #23express http://t.co/TvYeT8B0 Posted at 10:05 AM
  • RT @KENJI_KOHASHI: 公開前日の9月7日(金)の夜に、東京・豊洲で、前夜祭もやります! トーク&音楽が盛りだくさんで、しかも、入場無料!予約不要! 一緒にうまいビールでも飲みながら、熱い夏の夜を! 【「DON'T STOP! 前夜祭」案内】 http:// ... Posted at 09:57 AM
  • RT @yahata127: 「即座に」「明るく」「肯定する」ようなコミュニケーションは歓迎されても、「じっくり」「おとなしく」「反論する」ようなコミュニケーションはまったく育成しようとしてないよね。まさしく社会が求めているコミュニケーション力なんだろうけど。 Posted at 12:38 AM
  • RT @icchan0000: 原発についてのキリスト教的見解 http://t.co/VPDqLkiE “金曜に反原発デモに行き、日曜に教会に行くと、そのギャップに戸惑う。デモで必死に戦っている人たちのことも考えず、福島で今何が起こっているのかも想像せず、はたして本当に ... Posted at 12:36 AM
  • 浮世離れしたあまったれクリスチャンへの強烈な喝!!「諦めず、努力しても、夢は必ずかなうとは限らない!しかし、諦めず努力しなければ夢はかなわない!」→ 目は夢を見るためにあるのか?日本社会に蔓延する「夢・夢・詐欺」を問う! http://t.co/xgDw7OSB Posted at 12:32 AM
  • RT @Toteknon: ワタシは反日サヨククリスチャンなんで、キリスト新聞この標語が好きなんだな。ただ、新聞の内容がマイルド過ぎるんで、もっと赤旗っぽい「タブーなき報道」を期待してしまうバカです。 Posted at 12:30 AM
  • 「型にはまった信仰者である必要はない。どんなどうしようもない人間であろうと神は決して見捨てない。何か、そんなことを感じさせる映画でした」→ 映画「まだ、人間」を観て【ネタバレあり】 - Yahoo!ブログ http://t.co/rqrho2Ki Posted at 12:26 AM
  • https://twitter.com/macchan1109

2012年08月29日のつぶやき

  • 鹿島田真希さんの「洗礼を受けた理由」 http://t.co/LLAste9R #r_blog Posted at 06:22 PM
  • RT @cookieshueisha: そんな「寺ガール」は来月の9/26発売「クッキー11月号」で最終話70P一挙掲載です!三姉妹がそれぞれ選んで行く未来は…? ちなみに発売中のクッキー9月号にも「寺ガール」掲載中ですv @akyunose 寺ガールほんと好き…………と ... Posted at 04:24 PM
  • 特命戦隊司令官がお手柄「本能で追いかけた」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/JsDT4fyO Posted at 12:33 PM
  • https://twitter.com/macchan1109

関東学院小 ザンビアに靴

アフリカに子ども靴を、関東学院の児童らが家庭の334足寄贈へ/横浜

 そごう横浜店と関東学院は、不要になった子ども靴をアフリカに贈る。関東学院小学校(横浜市南区)と関東学院六浦小学校(同市金沢区)が各家庭に呼び掛けたところ、計334足の靴が集まった。同店を通じ、クリスマスシーズンに合わせてザンビア共和国の子どもたちに届けられるという。27日には「贈与式」が同店で行われた。

 そごう・西武は社会貢献活動の一環として、子ども靴の下取りを実施。そごう横浜店には2009年の取り組み開始からこれまでに約5万3千足が寄せられ、公益財団法人ジョイセフを通じ、アフリカ諸国の子どもたちに寄贈しているという。

 今回の関東学院との企画は、セブン&アイグループと横浜市が締結した「地域活性化包括連携協定」に基づくもの。2013年に横浜市内で開催される「第5回アフリカ開発会議」に向け、市民らの理解を深めていく狙いもある。

 贈与式には横浜市の中山こずゑ文化観光局長や外務省、ジョイセフの関係者、関東学院小の岡崎一実校長らが出席。六浦小6年で、同校児童会会長の道佛菜穂さんは「靴が少しでも役に立ち、喜んでもらえたらうれしい」などと書いた手紙を読み上げた。靴と手紙は両校の5、6年代表児童から、同店で仕事体験中の「子どもインフォメーションガール」に手渡された。9月の船便に乗せられ、12月のクリスマスに合わせてザンビアに届く予定という。

(2012年8月27日 神奈川新聞)


ギャラリー
  • #イエスぱねえ 講演実績一覧
  • #イエスぱねえ 講演実績一覧
  • #イエスぱねえ 講演実績一覧
  • #イエスぱねえ 講演実績一覧
  • 道徳教育で「嘘」を教えるな!
  • 道徳教育で「嘘」を教えるな!
  • 「道徳授業地区公開講座」なるものに親として参加してみた
  • 「にわか」が世界を救う
  • 「にわか」が世界を救う
メッセージ

名前
メール
本文
QRコード
QRコード
RSS
  • ライブドアブログ