2010/08

クリ&ノンクリの結婚事情

夏休みを利用して、近隣教会との有志(主に30代前後)による
合同修養会に参加した。

問題意識を共有する若手牧師の協力で
実現した初の試みだったが、子ども11人を含め
30人以上の参加で盛況だった。

テーマは、「結婚、家庭、男と女」。
一泊二日の時間ではとても扱いきれない
大きなテーマで、しかも交代で子守り役も担わなければならず、
議論を深めるまでには至らなかったが、オフィシャルな
(教派の担当牧師が企画・運営するような)
修養会では出にくい生の声も引き出すことができた。

先の記事で触れたとおり、ここ数年間に結婚した
身近な夫婦のほとんどが、信徒と非信徒
(クリスチャン=クリ=とノンクリスチャン=ノンクリ=)のカップル。

当然、わが家のように夫がクリの場合もあれば、
その逆の組み合わせもある(世間的にはこちらの方が多数派)。

ひと回り上の世代にしてみれば、
「(就職も含め)結婚という人生の重大な選択において、
キリスト教信仰を最優先しないのはいかがなものか」
嘆かわしい軟弱クリに映るかもしれないし、
牧師によっては、ノンクリとの交際に否定的で、
相談すると「別れた方がいい」と勧められるケースもあるとか。

しかし個人的には、そもそもお付き合いする際に
ノンクリは恋愛対象外などと思っていなかったし、
結婚もクリとの方が「楽(らく)かも……」ぐらいに
想像したことはあっても、必ずしもそれが理想的とは
思っていなかった。

在学中に、クリ同士のカップルの修羅場
見聞きしていたからかなぁ……

趣味や嗜好、世代や出身地が同じだからと言って、
相性が合うわけではない。
戸籍や苗字を同じにしたからと言って、
愛情が深まるとも限らない。

それらと信仰を同一視することはできないが、
少なくとも結婚前までに夫婦そろって受洗していることが
「幸せな家庭」の絶対条件ではない

逆に、伝道という意味で積極的な意義もあるとは思いつつ、
クリ&ノンクリを推奨するつもりもない。

かく言うわが家も決して平穏ではなく、
現実に課題は多いし、楽(らく)ではない。
恥ずかしながら、いまだにケンカは絶えない
(2人とも頑固で負けず嫌い…)。

しかし、今後ますます増えていくであろう
クリ&ノンクリ夫婦の家庭生活・信仰生活に対し、
当事者と教会がどう対応していくかは、
大きな課題になると思う。


教会行事では稀に見る平均年齢の低さでした。


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岸牧師 サックス奏者としてメジャーデビュー

水泳日本記録保持の牧師、サックスでメジャーデビュー/小田原

 日本マスターズの水泳・自由形リレーの日本記録保持者で、プロテスタントの牧師でもある小田原市在住のサックス奏者・岸義紘さん(69)が、7月末にアルバムを発売し、メジャーデビューした。評判も上々で、岸さんは「世の中に閉塞(へいそく)感が広がるが、演奏を聴いて心の平和を感じてほしい」とほほ笑む。

 キリスト教徒の家庭に生まれ育った岸さんは、早大卒業後に24歳で牧師となり、そのころから楽器を始めた。30代で、布教のために全国を巡回し、一時サックスを手放したが、40代後半に再びその魅力に開眼した。

 きっかけは、米国のテナーサックス奏者サム・テイラーのCDを聴いたこと。「あのように賛美歌を吹きたい」と、高揚したという。さらに、米国で活躍していた奏者・金英一(キム・ヨンイル)の演奏に触れ、目指す演奏が明確になった。以来、1日4時間を超える猛練習を始めた。

 子どものころから続けてきた水泳も、プラスに働いた。国体県代表のほか、日本マスターズ25メートル自由形(45~49歳)の前日本記録保持者、200メートル自由形リレー(合計年齢240歳)現日本記録保持者―と、華やかな記録を刻んできた現役スイマー。「呼吸法が役立った」と笑う。

 これまでに各地でコンサートを重ね、賛美歌集など8枚のアルバムをインディーズレーベルから発売。そして今回、「G線上のアリア」「千の風になって」など、国内外の名曲を集めたアルバム「3種類のサクソフォンによる心に広がる名歌・名曲の世界23」をリリースすることになった。

 7月31日に東京都内の大型CD店で開いた発売記念コンサートでは、店のイベント販売記録を塗り替える401枚を売り上げた。

 「最後のCDという思いで出した。最高の出来栄え。光が見えない世で、癒やしを得てほしい」。今後も、楽器と水泳は続けるという。バイタリティーの源は、早寝や“腹七分”の食事、酒やたばこはやらないなど、「妥協しない」健康管理だ。

 CDは2千円。問い合わせはホザナミュージック電話04(2922)6220。

(2010年8月23日 神奈川新聞)


吉野作造研究賞 受賞者決まる

吉野作造研究賞:最優秀賞に斎藤さん 受賞者決まる /宮城

 大崎市古川の吉野作造記念館は27日、第2回吉野作造研究賞の受賞者3人を発表した。最優秀賞(1編)は名古屋大大学院生の斎藤由佳さん(47)=富山市在住=の「吉野作造における婦人解放論」。婦人公論などに寄稿した吉野の論考を基に、婦人解放の論理に光を当てた。

 優秀賞(2編)は東大大学院の中国人留学生、朱琳さん(32)=東京都文京区=の「二つの中国認識-吉野作造と内藤湖南」▽新潟聖書学院院長、中村敏さん(60)=新潟市=の「吉野作造と朝鮮問題-日韓併合前後から三・一独立運動までを中心として」。

 3編は桃山学院大教育研究所の太田雅夫元教授ら審査委員3人が、応募17編の中から選んだ。3編は今年度内に発行予定の「吉野作造研究7号」に収載する。同賞は吉野の事績を学問的に解明し後世に伝える目的で07年に創設され、2年に1回選考する。

(2010年8月30日 毎日新聞)


宣教師による書簡展示も 「石見銀山」企画展

銀がつないだ石見とポルトガル 大航海時代の史料展

 石見銀山遺跡にある石見銀山資料館(大田市大森町)で31日まで、企画展「石見銀山とポルトガル・マカオ~銀でつながる交流の歴史~」が開かれている。銀の流通に伴って始まった日本とポルトガルの交流史を象徴する古地図や人物画などを展示している。

 16世紀初めに再発見された石見銀山は、「灰吹(はいふき)法」と呼ばれる製錬法の導入で世界屈指の銀の生産地となった。一方、マカオなどに拠点を置いて中国貿易を始めていたポルトガルは、世界の通貨となった銀を求めて東進。16世紀半ばには、種子島へ鉄砲が伝来し、キリスト教を伝えにザビエルが来た。

 展示品は、西洋人がたばこを吸う姿を描いた江戸時代の掛け軸「煙管(きせる)を持つ南蛮人図」など約20点。キリスト教宣教師が日本の様子を書き送った手紙を集めた書籍「イエズス会士日本書簡集」や、「石見」「銀鉱山」とラテン語の記載がある地図「ティセラ日本図」もある。

 石見銀山資料館の中村俊郎理事長が収集した「なかむらコレクション」の所蔵品が中心。銀山を支配した代官が神社に奉納したという伝来のラシャ製帽子もある。藤原雄高学芸員は「世界遺産登録の決め手の一つにもなった、大航海時代の東西交流の歴史を実物で感じてほしい」と話している。

 一般500円、小中学・高校生200円。問い合わせは資料館(0854・89・0846)へ。

(2010年8月21日 朝日新聞)


「カネミ油症」事件 犬養牧師ら抗議の座り込み 40年

カネミ事件風化させない 北九州市 市民ら座り込み40年

 1968年に起きた国内最大の食品公害「カネミ油症」事件で、事件を問い直しながら企業責任を追及する市民団体「カネミ油症を告発する会」が、カネミ倉庫(北九州市小倉北区東港1丁目)前で毎月続けてきた抗議の座り込みが28日、丸40年を迎えた。この日も早朝から5人が姿を見せ、「事件には人間の本質的な問題が含まれる。風化させない」と誓った。

 座り込みは、ある油症被害者の死亡への抗議から70年8月に始まった。告発する会のメンバーで牧師の犬養光博さん(71)=福岡県福智町=たちが毎月第4土曜日の午前7時に集まり、12時間、座り続ける。

 カネミ倉庫は物流地区にあるため、冬は寒風が吹きすさび、異臭が漂う日も。それでも犬養さんたちが座り込みを続ける理由は、油症被害者の先頭に立って全国訴訟の原告となった紙野柳蔵さん(故人)の「無関心こそ公害殺人の加担者だ」との言葉があるからだ。

 今回で座り込みは計481回目。被害者の高齢化もあり最近は参加者も10人程度に減った。少なくとも500回目までは、座り込みを続けるという犬養さんは強調する。

 「カネミ油症事件は、他人であるわれわれが被害者の痛みを本当に分かち合えるのかをいつも問いかけている。自分自身の中で、その問題を忘れるわけにはいかない」

(2010年8月28日 西日本新聞)


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