2009/12

ノーベル平和賞受賞演説に宗教者が抗議

米大統領の平和賞演説で抗議  京滋の宗教4団体、「戦争正当化」

 仏教やキリスト教などの宗教者でつくる京滋の4団体が19日、米国のオバマ大統領に対し、ノーベル平和賞授賞式での演説やアフガニスタンへの米軍増派について抗議文を送った。

 4団体は「世界の平和を求める京都宗教者連絡会」「京都宗教者平和協議会」「日蓮聖人門下・京都立正平和の会」「京滋キリスト者平和の会」。代表者として宮城泰年聖護院門主が署名した。

 オバマ大統領が演説で「平和は犠牲を伴う」などと戦争を正当化する発言したことは、「心から平和を求める者への背信行為」とし、演説とアフガン増派の撤回を求めている。

(2009年12月19日 京都新聞)


カトリック長崎大司教区が「有馬川殉教巡礼地」完成祝いミサ

有馬川殉教巡礼地の完成祝う カトリック長崎大司教区が記念ミサ

 カトリック長崎大司教区が南島原市南有馬町の有馬川中州に整備した「有馬川殉教巡礼地」の完成を祝う記念ミサと祝賀式が19日行われ、出席した信徒ら約60人が祈りをささげ、祝福した。

 有馬川中州では1613年、キリシタン大名だった有馬晴信の跡を継いだ直純が、棄教を拒むキリシタンへの見せしめとして、晴信の家臣3人とその家族計8人を火あぶりの刑に処した。昨年11月に国内で初めて長崎市で開かれた列福式で、この8人の殉教者が福者に列せられたのを記念し、十字架と8本の石柱からなる殉教碑を中心とした巡礼地を整備した。

 祝賀式では、高見三明大司教が、敷地を提供した元南高北有馬町町長の高木英俊さん(74)らに感謝状と記念品を贈り、「列福式1周年の記念になる素晴らしいミサになったと思う」とあいさつ。高木さんは「多くの人に来てほしい。世界遺産登録の呼び水になれば」と話した。

(2009年12月20日 長崎新聞)


さっぽろ雪まつりに独ドレスデンの「フラウエン教会」

大雪像目玉はフラウエン教会 さっぽろ雪まつり

 来年2月5~11日に札幌市中央区の大通公園などで開催される「第61回さっぽろ雪まつり」の実行委員会は18日、大通会場の大雪像5基のデザインを発表した。第2次世界大戦で廃虚となり、再建されたドイツ・ドレスデンの「フラウエン教会」が目玉となる。

 フラウエン教会の雪像は高さが過去最大級の26メートルで、幅28メートル、奥行き20メートル。大通公園7丁目で陸上自衛隊北部方面通信群が製作する。2005年に世界各国の寄付で再建された平和のシンボルで、来年がドイツ統一20周年に当たるのを記念し、荘厳な姿を現す。

 大雪像はほかに、高さ15メートルの韓国の百済王宮、札幌市円山動物園の双子のホッキョクグマなどを含む「北の動物園」、ディズニーキャラクター、来年で放送20周年となるアニメ・ちびまる子ちゃん。2丁目の「道新氷の広場」では「ウインタースポーツ王国・北海道!!」をテーマに、ジャンプやスキーなどを氷のレリーフで表現する。

 札幌市東区の「つどーむ会場」には全長約80メートルのチューブ滑り台を造る。中央区のすすきの会場では「第30回すすきの氷の祭典」が開かれ、約80基の氷像がネオン街を彩る。

(2009年12月18日 北海道新聞)


スペイン下院で賛成多数 人工妊娠中絶の条件緩和へ

スペイン下院、中絶条件緩和の法案を可決

 スペイン下院は17日、人工妊娠中絶の条件緩和へ向けた法案を可決した。法案成立には、さらに上院での採決が必要。国内保守層などからの強い反発を受け、16歳以上なら親の同意がなくても中絶を認めるとした部分は削除された。

 下院の採決は、与党・社会労働党が左派小党の支持を得て、賛成184対反対158の賛成多数に持ち込んだ。

 同国では85年に中絶が合法化されたが、強姦被害者の場合は妊娠12週以内、母子の健康に異常が見つかった場合は同22週以内と限定されている。法案は、14週までの中絶をほぼ無条件で許可する内容。当初はさらに、16歳以上であれば親の同意がなくても中絶が可能となっていたが、可決された修正案は、未成年者は特別な場合を除き、事前に親の同意を得る必要があると規定している。

 保健当局によると、同国内の中絶件数は98年の約5万4000件から07年には11万2000件に急増した。サパテロ政権は法案について、避妊教育の徹底など「望まない妊娠」を防ぐための政策の一環と説明するが、カトリック教会や保守層は「中絶がさらに増えるだけだ」と反発。10月にはマドリードで、数万人規模の大規模な抗議デモを実施していた。

(2009年12月18日 CNN)


北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂 23日に一般公開

地方点描:イコン[大館支局]

 日本最古のビサンチン様式木造建築として知られる大館市の北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂を訪れた。正教をテーマにした講演を聞くためだ。聖所に座り、イコノスタスと呼ばれる壁を向いて司祭の講演を聞いた。

 聖所と至聖所を仕切っているこの壁に、日本初の女性油絵画家といわれる山下りん(1857〜1939年)によるイコン(聖画像)が描かれていた。1892年の聖堂建設に合わせて描いたというから、120年近い歳月が流れたことになる。正教会の建築物で見られるような無機質なイコンと違い、タッチが柔らかく温かい。このイコンのおかげで、曲田聖堂は小さな宝石箱のような印象を受ける。

 講演で参加者から質問が出た。イコンの手入れはどうしているのか、と。芸術作品の維持管理はどこでもコストと人手がかかる。それを心配しての問いなのだろうが地元の釜谷幹雄輔祭の答えはちょっと意外。「特別な手入れはしていません。イコンは芸術品でありませんから。ここに積もっているのも百年前のほこりです」

 にっこり話しながらも口調は揺るぎない。そこに8世紀から9世紀にかけて2度も東ローマ帝国を吹き荒れた聖像破壊運動の陰と、それに伴う過酷な迫害を思った。イコンは芸術かが問題でなく、信仰の根幹にかかわるのだろう。

 明治から大正にかけての一帯は信徒数200人を超す正教の一大中心だった。魂を揺さぶるりんのイコンを通じて、雪深いこの地に住む多くの信者が神を見い出したことだろう。聖堂はクリスマスに合わせ、23日に一般公開される。

(2009年12月18日 秋田魁新報)


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