2009/08

丸善で「グーテンベルク42行聖書」展示会

丸善、世界初の活版印刷聖書「グーテンベルク42行聖書」の展示会を開催

 丸善は、創業140周年記念催事として丸善・日本橋店3階ギャラリーにおいて「グーテンベルク42行聖書展」を9月2日から開催すると発表した。会期は9月8日までの7日間で、時間は9:30から20:30(最終日は15:00まで)、入場料は無料。

同展示会では、15世紀にグーテンベルグによって発明された活版印刷による世界初の印刷聖書「グーテンベルク42行聖書」(慶応義塾図書館蔵書)の展示のほか、同聖書のレプリカが用意され、実際に触って体感できるとのこと。また、大日本印刷の技術によって、同聖書の1ページの成り立ちをマルチメディアで見ることができるという。

ほかにも、写本時代からグーテンベルグの活版印刷術に至るまでの書物の変貌や、現在より少し前の「活字の時代」までの変遷といった、文字による知の蓄積・伝達の変遷を辿る展示を予定。同社では、書籍の電子化への取組みが注目を集める中、あらためて活字・文字にまつわる情報文化の歴史を振り返る有意義な企画になったとしている。

「グーテンベルク42行聖書展」概要
期間 9月2日~9月8日
時間 9:30~20:30(最終日は15:00まで)
会場 丸善・日本橋店3階ギャラリー(東京・日本橋)

(2009年8月28日 マイコミジャーナル)


ホロコースト記念館 来場者10万人 聖イエス会・大塚牧師

入館者10万人突破 福山・ホロコースト記念館

 ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺をテーマに、戦争や差別の悲惨さ、平和の意味を伝える福山市御幸町中津原、ホロコースト記念館(大塚信館長)で29日、入館者が10万人を突破した。

 10万人目は、平和学習で三重県津市から訪れた中学3年稲垣江里さん(15)。吉田明生副館長から記念証書や「アンネの日記」の単行本などが贈られた。

 記念館ではナチスの迫害を逃れ、日記を書き続けたアンネ・フランクの「隠れ部屋」を再現。日記の複製や大虐殺を伝えるパネル写真も展示している。今年はアンネ生誕80周年の節目で、稲垣さんは亡くなった年齢と同じだけに、「自分が同じ立場なら耐えられない。戦争が二度とない世界にできるよう平和について学びたい」と話していた。

 記念館はアンネの父・オットー氏と親交のあった牧師の大塚館長が中心となり、1995年7月に開館。2007年10月には新館がオープンし、アンネ・フランク財団(スイス)からアンネの遺品などが寄贈された。

 吉田副館長は「次代を担う若者たちがホロコーストを通じ周りの人を理解し、互いに受け入れる大切さを学ぶ拠点になれば」と願っている。

(2009年8月30日 山陽新聞)


活水大音楽部 ポピュラー音楽コース新設

活水大にポップスコース ミュージシャン養成、西日本初 来年度新設 学生数の減少打開へ 長崎市

 長崎市東山手町の活水女子大音楽学部は、2010年度にポピュラー音楽コースを新設する。プロテスタント系女子大として教会音楽などのクラシックを中心に研究・指導してきたが、近年は少子化の影響もあり学生数が減少、間口を広げることにした。音楽学部によると、ポップス系ミュージシャンを養成する専門コースは西日本で初めてといい「現代の音楽シーンに対応できる人材を育てたい」という。

 新設するコースは1、2年次で音楽理論やクラシックの基礎を学びつつ、ジャズピアニストやミュージカルの演奏家を講師にボイストレーニングやギター、ドラムスなどの演奏技術を習得してもらう。3、4年次では実際にライブ活動を行い、演奏能力に加えてステージ映えするノウハウも磨く。卒業後はプロのミュージシャンやアレンジャー、楽器店勤務などの進路を想定している。

 音楽学部の募集人員50人のうち、ポピュラー音楽コースは10人程度を見込むが状況により増員もあるという。加藤豊教授(作曲、指揮法)は「幅広い音楽を学びたい人に来てほしい」と話している。

(2009年8月30日 西日本新聞)


遠藤周作の書簡発見 作家としての覚悟と聖職者への敬意

遠藤周作、修道女に「沈黙」の主題予告 未公開書簡発見

 作家遠藤周作(1923~96)が、修道女となった慶応義塾大学文学部時代の同窓生にあてた未公開書簡6通が見つかった。肺結核で闘病生活を送っていた60年から、代表作「沈黙」(66年)を発表した翌年にかけてしたためられたもので、キリスト教的テーマなど遠藤文学の本質にかかわる記述がある。書簡は「三田文学」秋季号(10月10日発売)に全文が掲載される。

 手紙をあてたのは、大学卒業後、北海道・函館の白百合学園の修道院に入った松井千恵さん。周作はフランスに留学していたため、松井さんが修道女となったことを知らず、帰国後、旧交を温めた。

 入院中だった周作は〈あなたのお手紙がどんなにぼくを慰め、励してくれましたことか。(略)どうしても書けず困っていたのですが、急に光がさしたように何か書けそうな気がしました〉(61年10月22日付)と心を通わせる。

 また、63年ごろの書簡には〈神は語らぬが全(すべ)ては神について語っている〉という意のフランス語の文言を引いた上で、〈この「全て」toutを小説家は描かねばなりません。日本のなかで一見、神の在(な)い(原文ママ)ようにみえるどんな小さなものも、神を必死で求めていることを浮びあがらせてみたいと考えています〉と書き、「沈黙」で取り組むテーマを予告している。

 さらに〈大学時代、うすぎたなかった小生は小説を書くより能がなく、結局、この一すじの道で、あなたのような美しい人生に交錯できると思うと、それは嬉(うれ)しいことです〉と続け、作家としての覚悟と聖職者への敬意を記す。

 「三田文学」編集長で作家の加藤宗哉さんは「相手が修道女ということで、普通では言わないような宗教の問題を書いている。『沈黙』のポイントを打ち明けている点も貴重。小説家になる者の心構えと、自分とは遠い、清らかな世界にいる修道女へのあこがれが率直につづられているのも感銘深い」と語る。(

(2009年8月29日 朝日新聞)


フランシスコ教会で展示した合作絵画が金沢に

海越え、友情の壁画 金沢・金石町小、イタリア児童と制作

 今年3月に金沢市金石町小を卒業した中学1年生66人とイタリア・ナルニ市のナルニ小6年生の共同制作した壁画が、イタリアから金石町小に届いた。作品はイタリアの教会で展示されていたため、金石町小の卒業式に間に合わず、約5カ月遅れの到着となった。同校では28日、お披露目会が開かれ、中学生になった約30人が待望の壁画の完成を喜び、海を越えた友情を実感した。

 壁画制作は、ユネスコ認定プロジェクト「アートマイル壁画プロジェクト」の一環。日本でプロジェクトを展開する「ジャパンアートマイル」(兵庫県赤穂市)の紹介を受け、昨年秋から金石町小とナルニ小の交流が始まった。両校児童がテレビ会議やインターネット上の掲示板で打ち合わせを進め、共同制作の計画を立てた。

 壁画は縦約1・5メートル、横約3・6メートルの2枚。金石町小では昨年11月から約1カ月かけ、6年生がクラス別に、テント用の布の半分にアクリル絵の具で金沢城や兼六園、加賀友禅、加賀野菜などを描いた。同12月に制作途中の壁画をイタリアへ送り、ナルニ小児童が残りの半分に地元の城や騎士を描き、今年3月までに完成させた。

 完成した壁画は当初、3月中に金石町小へ戻る予定だった。しかし、イタリアが共同制作に初参加のため、現地の関係者から壁画の公開を求める声が上がり、6月にナルニ市のフランシスコ教会で展示された。共同制作の壁画は現地のテレビ番組でも取り上げられた。

 金石町小のお披露目会では、両校の2枚に加え、内灘町向粟崎小とイタリア・シチリア島のフェルミ小の児童が共同制作した1枚も体育館に掲げられた。

 金石中1年の濱屋有貴さん(13)は「イタリアの子は絵がとても上手だった。共同制作を通して友達になれて良かった」と笑顔を見せた。

 壁画は2010年にエジプト・カイロ市内で展示した後、ジャパンアートマイルが保管する予定。

(2009年8月29日 北國新聞)


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