2009/04

新島襄しのび元教諭が中山道歩く

新島襄の遺徳しのび、中山道ウオーク挑戦

 同志社大学の創立者で、キリスト教を基にした人格教育に力を注いだ新島襄(1843―90年)の遺徳をしのび、新島の歩いた京都市から群馬県安中市までの中山道ウオークに挑戦している元同志社中学教諭田島繁さん(66)=京都市伏見区=が26日、県内入りし、不破郡関ケ原町から岐阜市の加納宿まで歩を進めた。

 田島さんは「隣人愛の教えに基づき、短くもダイナミックな生涯を送った」新島の生き方に感銘を受け「足跡をたどり、功績を広めたい」と、長年ウオーキングの計画を温めてきた。コースは、127年前に新島が宣教のため、徳富蘇峰らと歩いた365キロ。25日に京都を出発し、5月7日に安中市の新島旧宅に到着する行程で、1日平均約20キロを歩く。

 この日は、教え子の大学院生岸本展さん(25)=京都市西京区=も同行し、関ケ原から垂井、赤坂、加納に至る約30キロを約8時間かけて歩いた。27日は美濃加茂市の太田宿に向かい、30日に長野県入りする予定。田島さんは「岐阜は、中山道の街並みがよく整備されている」と語り「道中の出会いも楽しみ。無事に歩ききれるよう頑張ります」と笑顔を見せた。

(2009年04月28日 岐阜新聞)


「針の穴」も通る世界最小の旧約聖書

今週の各紙 2009年4月28日(火)

  =カトリック新聞(4月26日)=http://www.cwjpn.com
★景気依然減退=いのちを守れ=カリタスジャパン=緊急募金と支援続く
★「青年活動を変えよう」=新潟教区で“集い”始まる
★教皇82歳=控えめに祝う
★タイ=反政府デモの影響で記念ミサ参加者激減
★ベトナムと使徒座外交関係=「政治的意思」で前進も
★子どもへの性的暴力に対応示す手引き発行=子どもと女性の権利擁護のためのデスク

  =キリスト新聞(4月25日)=http://www.kirishin.com
★NCC新総幹事・飯島信氏に聞く=“教会に仕えるために”
★ワールドビジョン・インターナショナル=新総裁にジェンキンズ氏
★北朝鮮=救援NGOに活動中止を指示=オバマ政権の姿勢に反発か?
★「賛美歌を自分の言葉で…」=国分さん・岩本さん=メロディーのスピリット生かす
★チャイルド・ファンド=認定NPO法人に=寄付金控除など優遇措置
★「蟹工船」=装い新たに映画化=連帯の難しさも描く

  =クリスチャン新聞(4月26日)=http://jpnews.org
★長野・上田市=大学も人柄買う「学生宣教師」=韓国から留学生9人やってきた
★日朝和解キリスト者の視点語る=日朝国交促進国民協会討論=「拉致」解決に制裁強化を懸念
★9・11テロの疑問を検証=国会で追及の藤田幸久議員が出版
★日本ホーリネス教団=任命制度を再検討=新教団委員長に郷家一二三氏
★日本ホーリネス教団=牧師性加害事件検証へ=再発防止決意を実質化
★イムマヌエル綜合伝道団=信徒参画を促進=人権問題で委員会も


「天草・島原の乱」 一揆軍の足取りたどる

「天国」夢見た殉教の戦 天草・島原の乱 激戦の町山口川、富岡城… 一揆軍の史跡たどる

 天草四郎を総大将に、天草地域と島原半島(長崎県)で約3万7000人が蜂起(ほうき)した「天草・島原の乱」(1637‐38)。乱は領主の重い年貢に苦しむ農民の反乱か、禁教令に基づくキリシタン弾圧に反抗する信徒の聖戦か、歴史上の議論はなお尽きない。あの時代、パライゾ(天国)を夢見て戦ったとされる一揆軍の足取りを天草でたどった。

■平等の象徴

 乱は1637年に始まった。有明海に浮かぶ湯島(上天草市大矢野町)で天草・島原両軍が戦略を練り、それぞれの地で戦火が上がった。その湯島を臨む「天草四郎メモリアルホール」(同町)を訪ねた。

 館内では、立体眼鏡をかけて見る映画で乱の全容を紹介。物語は細川藩の侍の目を通して進み、四郎を宗教や地位による差別のない、自由と平等の象徴として描く。

 「革命の戦い」を再現した映像や模型、古文書の複製品を眺めるうち、素朴な疑問がわいた。当時、推定15‐16歳に過ぎない四郎が、なぜ3万7000もの軍を統率できたのだろうか。

■水面が赤く

 次に訪ねたのは、激戦地となった旧本渡市(天草市)の町山口川周辺。一揆軍は上天草市大矢野町にある寺社を焼き払って有明海沿いを西に進み、島子(天草市有明町)の合戦を制して本渡に入る。町山口川周辺での幕府軍との戦いはすさまじく、水面は血で赤く染まったと言い伝えられる。

 川は現在、国指定重要文化財の祇園橋が架かる観光スポット。近くにある殉教公園には、両軍の遺骨をまつる1000人塚があり、小高い丘から市街地と有明海を一望できる。

 一揆軍が後に籠城(ろうじょう)する原城(長崎県南島原市)に掛けた国指定重要文化財「天草四郎陣中旗」がある天草切支丹館(天草市)に足を伸ばす。旅の途中に芽生えた疑問を尋ねてみた。

 応対してくれた御嵜(みさき)求館長は「容姿端麗で奇術も使ったとされる四郎が、神の使いとして民衆にあがめられたとすれば、歴史のロマンがかきたてられるでしょう」。天草では1600年代の初頭、布教活動をしていたとされるママコス神父が「今から25年後に神の子が生まれる」と四郎の出現を預言したという。納得して館を後にした。

■原城に籠城

 一揆軍は本渡での合戦にも勝利し、唐津城主寺沢広高の築いた富岡城(苓北町)を総攻撃する。軍勢は1万2000人に達したが、城は攻め落とせず、島原半島に渡って島原側の軍と合流。その後、総勢3万7000人が原城に籠城したものの、約3カ月後に陥落して討ち死にした。

 富岡城跡に整備された「富岡ビジターセンター」では建設前、城の石垣に火矢の燃え跡とみられるすすや鉄砲の弾など、戦いの痕跡が確認された。近くでは一揆軍の供養碑も見学できる。

 城跡の芝生に立つと、有明海の向こうに島原半島がくっきりと見えた。約400年前、一揆軍は十字架を掲げた船で、この海にこぎ出したのだろうか。四郎のカリスマ性や、民衆を突き動かした戦いの背景をもっと知るためにも、島原半島で旅の続きをしようと思った。

(2009年4月25日 西日本新聞朝刊)


上智学院が聖母学園と合併検討

上智学院、聖母学園の学校法人合併に向けた検討の開始について

 学校法人上智学院(理事長 高祖敏明)は、聖母大学等を設置する学校法人聖母学園(理事長 熊井田鶴子)との間で、2011年(平成23年)4月に合併することを前提に協議を開始することになった。今後、在校生及び保証人等の皆様のご意向も充分踏まえながら、合併に向けて法的、制度的、実務的な検討作業を進めていく。

1.両学校法人の沿革及び関連

 上智学院は、ローマ教皇の意向を受け、1908年(明治41年)に来日した3人のイエズス会員により、1911年(明治44年)に創立され、1913年(大正2年)、専門学校令により東京都千代田区紀尾井町の現在地に上智大学を開校した。
 現在、8学部、10研究科、約11,000人の学生を擁する総合大学の他、上智短期大学(神奈川県秦野市)及び上智社会福祉専門学校(東京都千代田区)を設置している。

 聖母学園(東京都新宿区下落合)は、上智学院と同じローマ・カトリック教会の「マリアの宣教者フランシスコ修道会」により、1948年(昭和23年)4月に聖母厚生女子学院として設立された学校法人で、聖母大学(学部、大学院)及び聖母看護学校を設置している。
 隣接地には同修道会が設置した社会福祉法人が運営する聖母病院があり、ここを主な実習施設として、60年以上の歴史を持つ、都内有数の特色ある看護教育機関である。

2.合併の目的

 このたびの合併は、ともにカトリックの学校法人として、共通するところの多い教育理念に基づき、今後のさらなる教育と研究の充実を図ることを目的としている。

 上智学院はカトリシズムの精神のもと、真理の探究とともに、文化の発展と人類の福祉に寄与することを目的として教育研究を行うことを規定上定めている。また、イエズス会の教育精神である「Men and Women for Others, with Others-他者のために、他者とともに生きる-」のもと、人間の尊厳を確保するための教育研究をすすめ、公正で自由な社会の実現に向けて社会貢献できる人材の育成を目指している。

 このため、上智大学は総合大学として各学部、学科が協力して目的実現のための取り組みを行っており、2005年には、教育学科、心理学科、社会学科、社会福祉学科からなる総合人間科学部及び大学院の総合人間科学研究科を設置した。そこでは、人間の尊厳を基底におき、「科学の知」「政策・運営の知」「臨床の知」を柱として、人間支援に関する基礎的及び専門的知識と専門職業人の育成に取り組んでいる。

 上智大学は、2013年の創立100周年をひとつの大きな区切りとして、世界に並び立つ学部・大学院教育を実践するために、看護学など新たなヒューマン・ケアやヒューマン・サービスに関する教育研究を一層充実させていく。
 上智大学の特色である国際性と人間性の向上の実現を前面に打ち出し、着実な実践を重ねてきた聖母大学を加えることにより、総合大学の教育研究のシナジー効果を高めつつ、ヒューマン・ディグニティ(人間の尊厳)の教育研究の中で看護教育を総合的に行なうことを目指す。

 なお、聖母看護学校と上智社会福祉専門学校についても、連携を図りながら、社会のニーズに応えるべく、よりよい人材育成を目指していく。

3.合併後の姿及び今後の手続き

 学校法人聖母学園は解散し、同法人が設置する大学、大学院及び看護学校は学校法人上智学院が承継し、新宿区の現所在地に、新たな看護教育を目指し再出発を図る。今後、文部科学省及び厚生労働省等と協議を進め、認可申請等を行なう予定である。

(2009年4月28日 大学プレスセンター)


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