2008/10

米紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」が電子化

 【CJC=東京】米クリスチャン・サイエンス教会が発行する「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙が毎日のニュースは電子メールで購読者に送り、紙による発行は週刊とする。同紙を「毎日更新されるオンライン発行」に移行させることを目的にしたとしている。
 同紙は、今予算年度では1890万ドル(約18億円)の赤字を計上する見込み。同紙の母体である教会に1210万ドル(約12億円)の補てん金を求めていくという。同紙の発行部数は5万部。解説記事に定評があり、ピュリッツァー賞)を7回受賞している。

135年分の新聞記事が閲覧可能に!

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 読売新聞社は17日、135年分の読売新聞紙面を検索できるオンラインデータベース『ヨミダス歴史館』を発表した。サービス開始は2009年初め。大学、図書館、企業などをおもな対象とし、アクセス形態にあわせて月額27,300円から提供する予定だ。

 「ヨミダス歴史館」は、読売新聞が創刊した明治7年(1874年)から昭和64年(平成元年・1989年)までの紙面イメージを収録した「明治・大正・昭和の読売新聞」(CD/DVD-ROM版)と、昭和61年(1986年)からの記事をテキスト検索できるオンラインサービス「ヨミダス文書館」などのコンテンツを含む統合データベース。英字新聞の「The Daily Yomiuri」(1989年以降)や現代のキーパーソン約26,000人を対象とした人物データベースも検索することが可能だ。

 1986年以降の記事はデータベース化されているが、それ以前の記事は紙やマイクロフィルムで保存されているため、いわゆる全文検索は利用できない。そこで同社は、「明治・大正・昭和の読売新聞」で、データベース化以前の膨大な紙面イメージにメタデータを付加、キーワード検索で簡単に目的の過去記事を探し出せるようにした。こうした取り組みが今回の「ヨミダス歴史館」につながっている。

 検索には専用インタフェースを利用。記事の閲覧サポート機能として、三省堂の国語/英和/和英辞書機能、集英社の現代用語辞典「イミダス」、読売新聞独自の「ミニ用語解説」などの機能を搭載。なお、紙面イメージは「Adobe Flash Player 9」で表示して閲覧・印刷することができるが、ローカルに保存することはできない。コピー可能な記事(テキスト)の転載や二次使用については基本的には禁止するとしている。

 過去記事の差別表現については、見出しを洗い出して極力削っているという。ただし、調査目的などの需要にも配慮し、差別表現でも検索キーワードからは排除していない。えん罪事件に関する記事でも注釈を入れるなどの対応を行なっている。

 サービス開始時期は2009年1月末から2月前半を想定。利用料金は、特定の端末からのみアクセスを許可する「端末特定型」が月額27,300円(税込)、同時アクセスが可能な数による「同時アクセス数制御型」の場合は、同時アクセス数1で37,800円(税込)となる。おもに法人対象のサービスとなるが、個人でも希望する場合は対応するとのことだ。

(2008年10月18日 マイコミジャーナル)

POSデータの利用

 アメリカ出版研究会の例会席上、会員スピーチで、紀伊国屋書店のPOSデータ提供システム「Publine」の話があった。版元として役に立つのが重版決定だという。フロアからの、重版決定の瀬戸際にある場合、2000円の本なら10冊を各支店で買ったら、それが反映されてか重版が決まり、印税が20万円入る、といったこともあるのでは、との質問というか感想が出た。本当にある話なのか、単なるうわさなのか、考えさせられる話だ。

 もう1人、データを20倍すると、全国の規模になるという版元がいるそうだ、との質問には、各版元が独自に計算式を作るところもあろう、ということだった。勘の世界からデータの世界へ、と思っていたが、そのデータを活用するには、やはり勘が必要ということだろう。(郡山)

人の〝生死〟を前に宗教は何ができるか

毎日新聞(2008年10月21~23日)に連載された「’08ココロ新風景」は、生死をめぐる宗教の役割と、
現実の問題に取り組む宗教者の姿を丹念に取材していて秀逸だった。抜粋して一部紹介する。(松)

     *     *

 「葬式仏教」などと揶揄(やゆ)されているうちはまだよかった。今や葬儀でさえ無宗教葬が年々増えていく時代だ。日本の宗教の存在感は薄れる一方なのか。そんな疑問を出発点に、現実の社会や生きた人間に深くかかわろうと模索する宗教の「新風景」を訪ねた。

―上― 自殺と向き合う宗教者

 ◇全国で学習会--本人、家族と手紙交換
 ◇「教義に反する」…信仰ゆえ苦しむ遺族も

 西日本で自死遺族の会を作る別のクリスチャンの女性は「自死は本人一人の力ではどうしようもない病死である」との立場で、「教義にとらわれ、自死を宗教的・道徳的な罪だとする見方が、信者だけでなく神父・牧師や僧侶にも根強く残っている」と批判する。子どもを自死で亡くしたある信者から「周りに『なぜ信仰を持っているのに止められなかったのか』と責められている思いがして、教会にはもう通えない」と、訴えられたこともある。
 信仰があるがゆえ、一層つらい思いをする遺族。女性は「宗教の恐ろしさだ」と表現した。


―中― 学んで癒やす「悲嘆」

 ◇ケアの専門職、養成始まる
 ◇個々の教義、評価超えた 宗教教育の試みも

 聖トマス大学は来年4月、悲嘆(グリーフ)を体系的に研究し、ケアの専門職を養成する国内初の「日本グリーフケア研究所」を開設する。
 悲嘆は、パニック▽怒り▽罪責感▽幻想▽抑うつ▽無関心--など複雑なプロセスを経る。カウンセリングには専門知識と経験が必要だ。同研究所は主に社会人を対象に3カ年のカリキュラムを組み、病院などに人材を送り出す計画。専門職の証しとして「日本スピリチュアルケア学会」(理事長、日野原重明・聖路加国際病院理事長)が「グリーフケア・ワーカー」の資格を認定する。
 所長に就任するシスターの高木慶子客員教授(人間学)は「悲しみ苦しみを身をもって知る人は他人にも優しくなれる。グリーフケアによって癒やされた人が癒やす側に育ってくれるならばすばらしい」と期待する。


―下― 死刑、信仰心でかかわる

 ◇教誨、遺族ケア、廃止運動…
 ◇加害側と被害側、歩み寄りの道遠く

 被害者ケアに取り組むあるシスターは今夏、事故で家族を亡くした女性から「(加害者側の)あの人を刺す」と告白された。聖職者として他言はできず、数年間のケアの力が報復をぎりぎりで踏みとどまらせてくれると信じて祈るしかなかった。女性は今、落ち着きを取り戻しているが、シスターはその心中を思い「死刑制度は絶対反対だが、国も責任を持つ経済的、精神的ケアの体制が確立されない限り、安易には反対を口にできない」と話す。

今週の各紙 2008年10月27日(月)

  =カトリック新聞(10月26日)=http://www.cwjpn.com
★教皇、“食糧不足”を非難=原因は利己主義と「投機」
★教皇=インドでの暴力終結を=列聖式で強く訴える
★横浜教区一粒会大会=司祭召命の土壌づくり=教区一丸となって努力
★札幌地区 使徒職大会に900人参加=殉教の意義など学ぶ=札幌教区
★聖書と教理 しっかりと学ぶ機会に「喜び」=パウロ年記念し、信徒養成の神学講座=広島教区岩徳ブロック

  =キリスト新聞(10月25日)=http://www.kirishin.com
★“聖餐は「高価な恵み」”=アリスター・E・マクグラス講演=歴史と実践に学ぶ=パンとぶどう酒は“象徴”“誓約”
★“避妊反対”改めて表明=教皇 結婚と家庭に関する国際会議で
★同窓会連合「楓の会」発足=東洋英和女学院=記念にチャリティコンサート
★献血者8万人達成=関西学院大学 クラブ活動で
★グローバルフェスタに9万人 キリスト教関係団体も参加

  =クリスチャン新聞(10月26日)=http://jpnews.org
★「宗教者九条の和」=宗派超え平和行動=「時代の監視役としてあるべき」=憲法9条を日本の宝から「世界の宝」へ
★ロシア 米国務省の「宗教の自由」報告書を拒否
★聖学院大学総合研究所創立20周年=世界史の問題に神学で斬り込む=英・独・日の神学者らが戦後デモクラシー再検討
★BFPフェスティバル200=イスラエルに和解と平和を=最高運営責任者レベッカ・ブリマー氏講演
★独で初=福音派新学校を大学認可
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