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 おかげさまで創刊6周年を迎えることができた。3年1クール(連載12回分)として、ちょうど2クールを終えたことになる。号数も25号を数えるまでになった。これもひとえに、労苦を惜しまず尽力してくださったスタッフおよび編集委員の先生方、そして読者諸氏の絶えざるご支援によるものと感謝の念に堪えない。

 新たなスタートを切る意味で表紙デザインを刷新し、新連載「シリーズ・21世紀 神学の扉」も始めた。次号以降、新たな執筆陣による新連載も予定している。「境界を越える、教会が見える。」に代わる新コピーは「ひろがる、つながる、おもしろがる」。これまで6年にわたる歩みで気づかされたのは、教派や信条、団体や企業など、既存の枠を越えた「ひろがり」と「つながり」による豊かさ。そして何より、キリスト教は知れば知るほど奥深く、「おもしろい」(interesting)という事実。「『おもしろがる』とは不謹慎な!」と眉をひそめる方もおられるかもしれないが、それが製作者としての偽らざる実感である。

 今回の特集で取り上げた地方には、不思議にも悲壮感とは対照的な明るさが漂う。現実は厳しい。しかし、それを打ち破るのも、そうした逆境を「おもしろがる」発想とバイタリティなのかもしれない。

(2015年5月号 Ministry「編集後記」より)